【内野彩華】男が手放さない女のヒミツ

【内野彩華】男が手放さない女のヒミツ(2009/5/30)

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 一般的に男性は「俺が選んだ生物的に優秀な(容姿やスタイルがいい、かしこい、性格がいいと自分が思える)女性を守りたい」と思っています。そして男性は、女性より「ちょっとだけ、優位に立ちたい」という生きものです。

 これが、男性があまりにも優位に立ちすぎると、「俺ほどの男が、この程度の女にはまってはいけない」となるし、女性が優位に立たせてくれなくて自分の立場が守れないとなると、喧嘩をふっかけてくることが多くなります。

 さらに男性が優位に立てず、虐げらていると、別の女性に走ったり、変に卑屈になって、スネて働かなくなったり、お金の無心をするようになったりします。

 男性にいつまでも大切にされるために、日々私たち女性がやらなくちゃいけないこと、それは「男性に惜しいところでちょっとだけ負ける演出」です。

 女性と男性は別もの。女性が男性と張りあうのはとても無駄なことです。男性は、女性が自分のことを立ててくれている、優位に立たせてくれると思うだけで、好き嫌いも飛び越えて、それこそ自分の疲れなんてそっちのけで、私たち女性のためにものすごくがんばってくれます。

 仕事でも、金銭面でも、家でも、優位に立っている状態を変えたくないから、一生懸命動いてくれるのです。男性がそうやってがんばってくれる方向にもっていって、自分の味方につけるのが、私たち女性の役目なわけです。