【サプライズBOOK】女心がわかる男になる!ための男と女の生態雑学

【サプライズBOOK】女心がわかる男になる!ための男と女の生態雑学(2012/2/1)

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 自己知覚理論とは、自身の行動などによって、自分の気持ちや本音に気付くというもの。たとえば異性が喜びそうなことをしてあげることで、「こんなことをするなんて、私はこの人のことが好きなんだな」と自己分析するわけです。

 自己知覚理論に関わる実験で有名なのが、アメリカの心理学者のL・フェスティンガー氏とJ・M・カールスミス氏が1959年に行った「1ドルの報酬実験」。彼らは2つのグループに単調な作業をさせ、一方のグループには1ドル、もう一方には20ドルの報酬を払いました。

 一般的に考えれば1ドルの報酬をもらったグループより、20ドルの報酬をもらったグループのほうが仕事に対して面白さややりがいを感じるはずですが、じつは逆。1ドルをもらったグループは「わずか1ドルで作業するなんて、私はこの仕事が好きなんだ」と思ったそうです。これはまさに”まず行動を取り、それから自分の気持ちに気付く”という自己知覚理論が該当します。