【バシャール】BASHAR2006

【バシャール】BASHAR2006(2006/2/24)
※以下抜粋

■p33
 さて、地球上の人々は、この人生で探究しようと選んできたことを「人生の目的」とか「使命」という言い方をしていますが、私たちはそのことをただシンプルに「全般的なテーマ」と呼んでいます。なぜなら、私たちが知っているかぎり、この人生でみなさんが持っている唯一の目的や使命は、「できるかぎり自分でいる」ということだからです。

 もちろん、みなさんは自分の人生の目的や使命をさまざまな形で表現することができるでしょう。しかし、その異なった表現のしかたそのものは人生の目的ではありません。

 それらはただの表現にすぎないのです。

 人生の目的とはただ、「できるかぎり自分自身でいる」、つまり、「大いなるすべてと調和のとれている自分本来の波動でいる」ということです。

 みなさんがもっともワクワクすること、魅かれるもの、もっとも情熱を感じること、それらはすべて、「自分自身でいる」という人生の目的の「表現」なのです。

 

■p54
 短期的にワクワクすることを選択しつづけていると、それが長期的なワクワクにつながっていきます。ワクワクすることはすべて、ほかのワクワクにつながっています。

 ですから、何であれあなたが行動できるワクワクを行動に移して、ワクワクの糸をたぐっていってください。

 いつでもそのような状態でいられるようになると、あなたはより敏感になり、どの波動が自分にとっての最大の喜びを表現しているのかを見極める力が出てくるのです。

 

■p66
 みなさん、はっきりと理解してください。
 
 現実想像のプロセスのところで説明したように、源は、みなさんが投影して出した波動をそっくりそのまま完璧に映しだしてくれます。

 みなさんは常に常に、その映し出された反映を「現実」として経験しているのです。

 ですから、自分が情熱を感じる状態でいようとはせずに、「現実」が自分の思う形になってほしいという期待感を持っていると、その期待感の波動が源に投影されます。

 すると、あなたの情熱そのものではなく、あなたの持っている期待感が反映として戻され、あなたはそれを経験することになるのです。

 たとえば、あなたに「こうなってほしい」と思うことがあるとしましょう。そして、もしあなたが毎日「こうなってほしい」「こうなってほしい」「こんなに思っているのになんでそうならないんだ」と思ってすごしているとしたら、あなたの波動、エネルギーは「こうなってほしい」という期待感そのものです。

 現実創造のプロセスではあなたの波動、エネルギーが源に対して投影されますから、その期待感に満ちたエネルギーが投影されることになります。

 すると、何度もお話ししているように、源は投影されたエネルギーをそっくりそのまま映し出してくれるので、あなたは「こうなってほしい」という思いを抱くことになる反映を受けとり、体験します。ですから、この現実創造のプロセスでは期待感を捨てる必要があるのです。

 

■p67
 では、期待感を捨ててどのようにすればよいか。

 こうなっていたいと思う情熱の状態、ワクワクする感覚、その波動、エネルギーでいることを本当にシンプルに選択してください。そうすれば、その情熱の波動が源へと投影され、源はそのエネルギーでいることを完璧に映しだしてくれます。つまり、あなたはそう感じることを実際に「現実」として経験することができるのです。

 源は本当に完璧な鏡となって映しだしてくれます。だからこそ、最高の情熱、ワクワクに従って生きるとき、みなさんの内側の意識が「どんな状態に在るか」という在り方、状態が大切なのです。どんな形で現れるかという外側ではなく。

 

■p68
 「現実とは、まったく鏡のようなものである」ということです。

 鏡に映っている自分の顔がしかめ面をしているとしましょう。そして、「自分が自分の現実をつくっているんだから、この鏡に映している姿を笑顔に変えよう」と、あなたが言ったとします。

 にもかかわらず、そこに立って、鏡を見ながらしかめ面を続けていると、あなたは「なぜ鏡に映る姿は変わらないんだ」と不思議に思い、つらく感じることになります。

 そして、あなたは言います。

 「なぜ私は現実を変えることができないんだ。私は現実を変えたい。でも、鏡に映った姿をしかめ面から笑顔に変えることができないんだ」

 鏡に映った姿に笑顔を見たかったら、まずあなた自身が笑顔になる必要があります。そうすれば、鏡は笑顔を返してくれます。

 もしあなたがある観念を持っていて、「外側の現実で変化を見るまでは私の現実は変化したとはいえない」と言ったとしたら、それは、鏡の前でしかめ面をしながら、鏡に映った像が笑顔にならないと固執しているのと同じことです。

 長いあいだ待ちつづけ、とても落胆し、痛みを感じ、何がいけないんだと思うことになるでしょう。

 しかし、「変化はまず自分の内側で起こらなければならない」とわかりさえすれば、外側の現実がどんなふうに見えたとしても、あなたはそれに対して以前とは違った反応をします。

 それが「まずあなた自身が笑顔になる」ということです。そうすると、源はその反映として「笑顔」を返さざるをえません。

 「現実」が笑うのを待ちつづけていないで、あなたがまず笑ってください。

 「現実」は鏡に映ったあなたの反映です。

 先に笑うことはできないのです。

 

■p296
 たとえ誰かがあなたに対してネガティブな意図を持っていたとしても、エネルギーがネガティブでも、あなた自身がポジティブな波動をキープし、「自分の人生に起きることにはすべてポジティブな意味があるのだ」と信頼してください。

 そうすれば、あなた自身はポジティブな影響しか受けないのです。

 

■p317
 ちょっと脇道にそれるように見えても、そのとき自分に喜びを与えてくれるものなら、安心して、その道を進んでください。